舞台「鋼鉄の棺」を終えて
ちょっくりちゃー🍵
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
川島由次良(ゆうじろう)です!
先ず、御礼を申し上げさせて下さい!
2/26〜3/3に公演しておりました
壱人前企画 vol.10「鋼鉄の棺」
無事、皆様のおかげで全行程終了致しました。
御来場賜りました皆様、応援してくださった皆様、照明の申さん、音響の牛居さん、制作の潮田さん、他スタッフの皆さん、脚本家の永山さん、演出家の仁井さん、本当にありがとうございました!
今回の舞台は全11公演の舞台だったのですが、ほぼ全ての回が満席でした!
満員御礼‼️とは、この事だ!と。
本当にありがとうございます!
--------------------------------
今回の「鋼鉄の棺」は私の初の主演作!
であり、鍛えられた舞台でした。
相手を思いやる克己復礼の精神、
人間性の向上を徹底的に鍛える所から始まった舞台でした。
戦争というお話という事もあり、
本当にお互いを、仲間を大切にする精神、根本を鍛え、お芝居を磨いていきました。
稽古は、正直厳しく、毎日毎日心と体がボロボロになり、血反吐が出るほどです。
舞台が終わったので、思う存分その時の心情を語れるのですが、稽古期間中、何度、夢でも魘された事か。。。
この舞台の稽古初日、いや、2月上旬までは、ただ苦しく、何故こんな辛い思いをしなきゃならないのか。単に芝居をするということがイヤでイヤで仕方がなかった。自分から逃げていたんですね。
自分の弱さ。
心の何処かでこれくらいでいいだろう。という甘え、自分の役から目を背けていた時期がありました。
しかし、やはり何というのでしょうか。
甘える自分を律し、自分と向き合う事の大切さを、この鮎川という役は教えてくれた気がしたのです。そして、そこに気づかせてくれたのは、仁井さん、座組のみんなでした。
1番最初は、きっと座組の全員が全員責任を放棄したくなった。一番最初に赤組の篠原君が発起して克己復礼の精神を背中で見せてくれ、赤組の鮎川である賢君が、赤組が、青組のみんなが、自分が。 と、少しずつ眼を覚ましていきました。
お芝居に対する、演じる事への責任は持っていたつもりだったのですが、全然、全くと言ったいいほど甘かったんですね。
きっと座頭なんてちゃんちゃらおかしかったとそう思います。
ちゃんと向き合うようになるまで、時間がかかった。でも、その後は、自然と役に向き合う事が出来た。
お客様に凄い!素晴らしい!最高だった!と言ってもらえるものを作れるのか?自分たちで試行錯誤しようと変わっていったんです。やっと役者の仕事をし始めた。
そこから、少しずつ芝居が向上していきました。
ですが、私は小屋入り前日まで鮎川の心を理解して演じる事が出来ず、最後の最後まで本当にどうしようかと思った。
しかし、自分の中で心の整理がついたのか?
本番直前でやっと鮎川を少し理解する事が出来た。
未だに、あの鮎川少年を演じきれてはないないけれど、少しは彼の生き様を伝える事が出来たかな?と思います。
自分の未熟さ、芝居に対する意識の低さ、物を作るということの緻密さ、難しさ、心の紡ぐ大切さ、総じて、全てが学びでした。
こんな私ですが、お客様に何か鮎川の想いを、作品の想いを1つでも心に残す事が出来ていれば幸いです。
そして、最後に座組のみんなに本当に感謝を伝えたい!
ありがとうございました!
これまで以上に素晴らしい!
心を動かす事のできるお芝居ができるよう日々、精進していきたいと思います。
今回学んだ事を忘れず、自分のベースになるようにしていかねばなりません!
気張りますっ!
皆様、
本当にありがとうございました。
鮎川 美津雄 役 青組
川島 由次良
艱難汝を玉にす。
今愛和一体となりていざ行かん。
http://www.kawashimayujiro.com/