VAGUENIGMA - the fates Ⅱ - 本番直前
みなさん、ちょっくりちゃ。
川島 由次良です。
さてさて、久しぶりに書かねばと思い、PCを立ち上げて
音楽と白湯を飲みながら作業をしている今日この頃でございます。
T.S Studioさんがインタビューをしてくれましたので、今回はそちらを掲載いたします。
今回出演するVAGUENIGMAですが、
どのようなアプローチで作品を作りましたか?
昨日、VAGUENIGMAのゲネプロでした。
着々と作ってきた舞台VAGUENIGMA
今まで、1つ線上をただ歩くだけの僕が、あらゆる方向に線を変化できないものか?
と思いながら作りました。
正直、僕自身は、まだドラムで言えば8ビートや16ビートのリズムが
どういう物なのかを理論的に理解したに過ぎず、リズム、音の張り、叩く位置、コンマ何ミリというベストな位置にスティックを持っていけてはいなくて。
でも、今ある自分の感性でできる最大限の正確さをもってやっています。
舞台上で、各個人のキャラクターが1つの楽器のようになっていて、
そのバランスが「ここはフォルテ!」、「ピアニッシモ!」、と各々シーンに色を付けていて、僕もシーンの中に僕の思う色を付けていきました。
シーンに必要な表現を、脚本という譜面から理解して、
どこで、どういう風に演じるのかを模索しています。
もっと良い鳴らし方(表現の仕方)があるんじゃないのかっと日々奮闘してきました。
でも、難しいのが、「これだ!!」っと思ったのが実は、
他のパートを邪魔してしまっていたり、ヨガリになっていたり、足りなかったり。
そもそも出来てなかったり。。。
でも、そのキャラクターの幅を深くしていく作業は、凄く楽しいんです。
もちろん、その中には、苦しさもあるんですが、そんな環境で今こうして演者として立てるのはすごく尊い事で感謝だな。っと。
作品を作っていくうえで、自分の不甲斐なさを感じる事もありますし、
誰かにこの表現で何かを残し伝えることができるのか?と不安になります。
多分、これは永遠に付きまとってくるものなんでしょうけど。
上手に息抜きをしながら、その表現の仕方が、
自分の武器だと思えるまでやるしかないんですよね。
今回の作品に関わらず、何かを作るという事において
毎回気を付けている事などありますか??
僕は、自分の関わった作品が評価されたいですし、誰かに嘘ではない「よかった!」を言って貰える作品にしたいと思っていて、その対価としてお金を貰える人でありたいな。と思っています。
だから、その価値を魅せなきゃいけいし、言葉を聴かせなきゃいけない。
ふわふわした気持ちではやってはいけないんだな。と気を付けていますね。
楽しい事だし、お見せしている部分が派手だからこそ、凄く正確な作業がいるし、
やっている中では萎縮してしまう事もあるので、ちゃんと自分がその世界観を
作る演者である事を忘れずにいようと思っています。
時々、忘れる事もあるので、気を付けたいですね。
明日から本番ですが、気になっている方、来てくださる皆さんに一言。
今僕が出来得る限りの表現の仕方で、作ったのは勿論なんですが、
それ以上にVAGUENIGMAという作品の世界観、
そして、生と死について何かを感じて頂ければ嬉しいです。
また、3作品ありますので是非、我々の「曇烏探偵の調査リポート」【熱糸】だけでなく、
【廻糸】【交糸】も見て頂けたらと思います。
21歳 静岡県生まれ 俳優・染色家
公演日:2018年11月17日~11月25日 出演 (※ 25日の出演はありません。)
作品名:VAGUENIGMA -the fates Ⅱ- 「曇烏探偵の調査リポート」【熱糸】
会場:APOCシアター(千歳船橋駅 徒歩3分)